こんにちは。
株式会社ソラノミ 代表の井上恭子です。
今日はソラノミナチュラルケアクリームができるまでのお話を書こうと思います。
その前に私の自己紹介ですが、
現在４０代半ばで、小学生と中学生、ねこ４匹を育てています。
私は幼少期からとても体が弱く、喘息やアレルギー、倦怠感に常に悩まされていました。学生の頃は心臓にも疾患がみつかり、さらに子供の出産をきっかけに橋本病と診断され薬をのむ日々(現在は診断が変わり飲んでいません)２０歳の頃に発症したパニック障害もあり、多いときは薬を何種類も飲むことがありました。
日々悩まされるめまいや吐き気や頭痛、倦怠感も、病院で数々の検査をしましたが、どの病気からきているのかはっきりせず、漢方を試したりサプリメントを飲んだり、時間とお金ばかり消費する事に疲れ、もう原因を突き止めるのはやめて半ばあきらめて受け入れていくことにしました。
見た目は体はがっしり、とても健康そうに見えます。性格もどちらかというとポジティブなので、きっと周りからは毎日体調不良でギリギリにも見えないと思います。若い頃はしんどいことを周囲にポロっとこぼすこともあったのですが、見た目が元気そうなこともありなかなかわかってもらえず、
「病気自慢？しんどい自慢？」
と言われてから、できるだけ持病の薬を飲むのもバレないように、出先ではこっそり飲むようになりました。
健康だったらもっと頑張れるのに、と悩むこともありました。しんどくてできないことが「怠けている」と受け取られてしまうのです。
ただ、今は色んな経験を経て、自分のやれる範囲でやれることを頑張れば良い、という心境になれました。
そして、ここからなぜこのクリームを作ろうと思ったのか、のお話です。
上記に書いたように、服用する薬が多かったので、例えば日によってはアレルギーの薬、パニックの薬、甲状腺の薬、の数種、そこに頭痛や吐き気が酷くてもこれ以上薬を飲みたくないので、なにか薬ではないものでやり過ごせないかと試行錯誤していました。
そしてある時、香港に旅行に行きツアーバスで買ったお土産のなかに、塗るとスースーする万能薬というものがありました。確かにそれを塗っている間は効いているというよりスースー感で気が紛れる、に近かったかも知れませんが、不快な症状を軽減することができました。
ただ強いハッカ臭で、職場や電車、食事中、人と会うときには迷惑になるので使用できませんでした。
月日は流れ、第２子妊娠中に時間もあったので以前から興味のあったアロマやハーブの勉強にと、ハーブコーディネーターの資格を取得しました。子供を生んでからはできるだけ体に優しい暮らしを心がけるようになりました。
そんなご縁から、関西では有名なロハスな暮らしを提案する大きな環境イベントの親善大使を経験させていただくことになりました。
その活動の中で、できるだけ薬ばかりに頼らず自然な体に良いものを求める方が多いのだと感じ、また時代もその方向に向かっていることを強く感じました。
ならば、薬ではない何かで心地よい時間を提供できないか、それはわざわざ時間をとって行かなければならないものではなく、携帯できて「今」と思った時にさっと使えるもの・・・。
香港で買ったお土産のようにスースーして紛らわすことができ、アロマの精油の有効な成分を生かすことができるような物、このとき初めてソラノミナチュラルケアクリームの構想が生まれました。
ナチュラル派の方はアロマバームなど手作りされる方も多いと思います。私も精油を買ってブレンドするのは好きです。でも、そこに香港のお土産のような強いスースー感を出そうとすると、ハッカやペパーミントの匂いが強くなり、他の精油の香りを潰してしまうのです。
それでは周囲に迷惑もかけてしまうし、心地よいと感じるには「心地よい香り」でないといけないと思いました。
そこでハッカ臭を出さずにスースー感は残し、精油の香りを楽しめるようにできないか製造元様探しをしました。主婦が家庭に迷惑をかけない範囲での起業、予算は多くはありません。小ロットでも対応いただけるところを探すのに苦労しました。そして出会った㈱サレア科研、代表取締役の大城様。
当初はよくあるバーム状を考えていましたが、専門家の方にクリーム状の方がスーっと馴染んで使い心地も良いのではないかと提案いただきました。それが本当に正解で、サンプルを試すとバームのようにギトギトベタベタせず気持ちよく使うことができました。
そして完成したソラノミナチュラルケアクリーム。
私はパニック時のお守りとして常に鞄にしのばせています。今となってはなくてはならないアイテムになりました。
こめかみに塗るとメントールの清涼感がスーっと気持ち良いです。そしてレモングラスの柑橘のような爽やかな香りの奥にほのかに感じるラベンダーとローズウッドの香り。心が癒され落ち着きます。
身内が辛い病気で入院している時期がありました。食欲もない身体、お見舞いに何を持っていこうかとても悩みました。少しでも気が紛れるものはないか、そのときはラベンダーのポプリを持っていきましたが、もっと早くにこの製品を作っていれば、少しでもしんどい日々を紛らわすことができたのではないかと、今でも悔やまれます。
どうか、もしこの記事を読んだ方で周りに思い当たる方がいらっしゃれば
「こんなクリームがあるよ！」
と、必要な方のもとにぜひお知らせください。少しでもこのクリームがお役にたてることを願っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。